川西町をたずねて
その1
棚田
 中魚沼郡川西町は信濃川を挟んで十日町市の対岸の左岸に位置する町である。十日町から見ると河岸段丘がよくわかる。川西側に渡るには十日町大橋と越の大橋の2本の大きな橋があるが、橋の下の信濃川は上流でJRの発電用に取水されているので流量は少ない。十日町大橋を渡り、坂道を一気に登っていくと川西の町並みが現れる。家並みをしばらく走り、国道252号を高柳町方面に向かう。それからしばらくして道を右に折れ、大白倉、小白倉方面に向かう。大白倉に入ると静寂な雰囲気に変わったが、この先の小白倉集落は「美しい日本のむら」で日本一に選ばれたところである。

 今回目指す道祖神は大白倉の十二社という神社の境内にあるという。神社を探すのは得意なので、集落内を回ってみたが見つけることができない。山手のほうの道を上がるのかと思う。ちょっと夏の日もかげってきたので通りすがりのおばさんに聞いてみる。やはり山手の道を登るようだ。ところが行ってみると結局ぐるっと回ってもとの道に戻ってしまう。それで行ったり来たりしているうちに、横へそれる小道を見つける。奥に入っていくと石段があった。石段の向こうに社がちょこっと見える。ちょっとうっそうとしているのと人気がなかったので走ってのぼる。石段を登りきり、ようやく境内をみわたしてみると社の右側に何体か石仏が見える。近づいてみるとその中に道祖神が一体だけある。みんな寄せ集められたような安置だが、軍平さんの記述の時点でそう紹介してあった。

 「中魚沼郡川西町小白倉は妻有郷最西北端の集落である。道祖神は渋海川沿いに刈羽郡小国町を点々として続く。何かの都合で寄せ集められてか、鎮守十二社の社側に秋葉山、二十三夜塔の文字碑、役の行者、観音の絵姿像と並ぶ。起舟後光型の祝言像、碑量を大きく、どこの石工の作か、彫技がすぐれ端麗な美男、美女に存(おわ)す。双神とも神祇服をまとい,同じ長い冠をいただいていた。」
なるほどなあ。
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